爆発現場に居合わせた複数の目撃者によると、校舎脇で起きた車爆弾による最初の爆発後、大勢の生徒が校外に逃げ出したところで、さらに爆発が2度あり、被害が拡大したという。地元メディアによると、サーレ副大統領は11日、大統領府での行事の席で、生徒計86人が死亡したことを明らかにした。
学校近くに住む学生ムフタールさん(19)は「大きな爆発で家の壁が揺れた」と、その衝撃の大きさを振り返った。学校にいる妹ニクダフトさん(17)のことが心配になり、学校に向かったが、その途中の道で2度目の爆発に遭った。
「目の前で大勢の生徒が血を流し、助けを求めて叫んでいました。そうしているうちに、また近くで3度目の爆発が起きたのです」。学校にたどり着いたが妹は見つからず、父アブドゥルさん(44)や母ラヒラ(39)と連絡を取り、親戚と手分けして地元の病院を回った。
しばらくして、親戚から「負傷した生徒が大勢運ばれている病院がある。来てほしい」と連絡が入った。病院には数多くの遺体が並んでいた。その中に妹らしき遺体があった。顔の大半が焼けていた。「このスカーフの柄、この手のひら……。娘で間違いありません」。母ラヒラさんは泣き崩れ、遺体を抱きしめた。
父アブドゥルさんは「私の稼ぎが悪いので、娘には無理をさせました。学校から帰ると、黙々とじゅうたんを編んでいました。3カ月で1枚のじゅうたんを編むと、8千アフガニ(約1万1千円)くらいで売れるからです。そのお金を兄弟の学費に充ててくれました。こんなに優しい娘を奪われてもなお、平和は遠いのです」と肩を震わせた。
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